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GLOSSARY

小説の本づくり用語集|判型・組版・校正・流通のことば50語

見積もりや打ち合わせで出てくる言葉を、小説の本づくりの場面に沿って短く説明します。五十音順です。

50語

ISBNあいえすびーえぬ
本を識別するための国際的な番号です。著作権の登録や作品の評価を示すものではありません。小説をどこで扱うかを決め、必要な識別情報と手続きの担当を発行元へ確認します。 関連:小説の奥付とISBNの整え方 関連:小説の書店流通とネット販売
赤字あかじ
校正刷りに入れる訂正指示のことです。文字の修正だけでなく、ルビや位置の変更も含みます。小説では意図して残す表現と誤記を区別し、修正前後と対象箇所がわかるように伝えます。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説の表記ルールを整える
委託配本いたくはいほん
販売のために本を書店などへ預ける仕組みです。送った数がそのまま売上になるわけではなく、返品されることもあります。小説の流通計画では、実売と残部の報告、終了時の扱いを確認します。 関連:小説の書店流通とネット販売 関連:小説の自費出版は何部作るか
印税(相当額)いんぜい
作品の利用に対して著者へ支払われる対価を指す言葉です。自費出版の売上分配にも似た呼称が使われますが、計算基準は契約で異なります。実売か発行部数か、支払いの時期まで確かめます。 関連:小説の書店流通とネット販売 関連:小説の出版社・印刷会社の選び方
奥付おくづけ
書名、著者、発行日、発行者、印刷所などをまとめた箇所です。本文末尾付近に置く形があります。ペンネームや発行者の連絡先は役割を分け、今回の発行方法に合う記載を担当者へ相談します。 関連:小説の奥付とISBNの整え方 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか
おび
本の外側に巻き、紹介文などを載せる細長い紙です。カバーとは別の付属物です。小説では読みどころを短く伝えますが、結末の種明かしや実際に得ていない評価を載せないように確認します。 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか 関連:小説の読者を見つける方法
オリジナル装丁おりじなるそうてい
作品に合わせて個別に考える装丁です。小説の舞台、想定読者、読後感などを伝えて制作を相談します。運営会社では有料の選択肢で、イラストや素材の用意、修正の範囲も見積もりで確かめます。 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか 関連:小説の自費出版にかかる費用
カバーかばー
本体の表紙の外側を覆う、取り外せる外装です。本体の表紙や帯とは区別します。題名や紹介文を載せる場所にもなるため、小説では正面だけでなく背や裏面、折り返しの情報も確認します。 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか 関連:小説の判型・製本・組版の選び方
完全データかんぜんでーた
依頼先の仕様に沿い、印刷に使える状態まで整えたデータです。文章が完成しているだけでは足りず、判型、余白、書体、画像なども確認します。どの形式を受け付けるかは入稿前に相談します。 関連:小説の原稿準備と入稿データ 関連:小説の自費出版にかかる費用
既製型装丁きせいがたそうてい
用意されたデザインから選び、題名や著者名などを入れて整える装丁です。運営会社では無料の選択肢があります。小説の雰囲気に合うか、文字量や変更できる範囲を見本とともに確認します。 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか 関連:小説の自費出版にかかる費用
禁則処理きんそくしょり
句読点や閉じ括弧を行頭に置かないなど、文字が行の端に来る際の調整です。行末の開き括弧なども対象になります。自動処理の後も、会話文や記号が続く小説の紙面を読み直して確かめます。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の判型・製本・組版の選び方
行間・行送りぎょうかん・ぎょうおくり
行間は隣り合う行の文字の間の空き、行送りは行を配置する基準位置どうしの間隔です。同じ意味とは限りません。小説ではルビの多い部分も試し、読みやすさとページ数を合わせて考えます。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の文字数は何ページになるか
口絵くちえ
本の巻頭などに置く絵や写真のページです。小説では人物や世界観を伝えるために使うことがあります。カラーの有無と位置を相談し、本文にない設定や物語の核心を先に見せないか確認します。 関連:小説のジャンル別に考える本づくり 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか
組版・DTPくみはん・でぃーてぃーぴー
組版は文字や図版を紙面に配置する作業です。DTPはパソコン上で出版物を制作する仕組みを指します。小説の組版では、縦組み、ルビ、章の始まり、余白などを作品に合わせて整えます。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の原稿準備と入稿データ
原稿用紙換算げんこうようしかんさん
原稿量を原稿用紙の枚数に置き換えて示す方法です。実際の文字数から計算する方法と、改行などを含む原稿形式で数える方法を混同しないようにします。応募時は募集要項の数え方に従います。 関連:小説の文字数は何ページになるか 関連:小説の原稿準備と入稿データ 関連:小説の文学賞・新人賞と自費出版
校正刷り・色校正こうせいずり・いろこうせい
校正刷りは印刷前に内容や体裁を確かめるための見本です。色校正は色の仕上がりを確認する工程や見本を指します。紙の本と同じ条件で見られる範囲は方法によって違うため、事前に相談します。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか 関連:小説が本になるまでの流れと期間
校了・責了こうりょう・せきりょう
校了は校正を終え、印刷へ進む承認をすることです。責了は残る訂正の確認を担当者へ任せて進める扱いです。著者が再確認する箇所と任せる範囲を曖昧にせず、依頼先と合意しておきます。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説が本になるまでの流れと期間
三点リーダー・ダッシュさんてんりーだー・だっしゅ
三点リーダーは「…」、ダッシュは「―」などの記号です。小説では沈黙や余韻、言葉の中断などを表します。連ね方や使い分けを表記方針に揃え、縦組みへ変換した紙面で向きも確認します。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の原稿準備と入稿データ
視点(一人称・三人称)してん
誰の立場や認識を通して物語を語るかという観点です。一人称は「私」など、三人称は人物名などで語ります。呼び方だけで決まるものではなく、各場面で誰が何を知っているかも確認します。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説のジャンル別に考える本づくり
初校・再校しょこう・さいこう
初校は最初の校正、再校はその訂正を反映した後の校正です。再校でも直した文字だけでなく、前後の改行やルビの位置を見ます。章の追加など大きな変更があれば、目次やページ数も確認します。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説が本になるまでの流れと期間
初出しょしゅつ
作品が最初に発表された媒体や時期のことです。短編集では掲載誌や投稿の記録をもとに一覧を作ります。改題や加筆した作品は刊行版との関係を整理し、再録に関わる条件も確認します。 関連:小説の短編集・連作を一冊にまとめるには 関連:ウェブ小説・投稿作品を本にするには 関連:小説の文学賞・新人賞と自費出版
Cコードしーこーど
本の販売対象、発行形態、内容の分類を表すコードです。ISBNとともに図書コードの表示で見かけます。小説のジャンル名をそのまま記すものではないため、選ぶ分類は発行元と確認します。 関連:小説の奥付とISBNの整え方 関連:小説の書店流通とネット販売
字下げじさげ
段落の先頭を、行の始まる位置から下げることです。本文、会話文、手紙などで扱いを決めます。見た目を合わせるための空白と混同せず、応募先の規定や出版社の表記方針に沿って整えます。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の原稿準備と入稿データ
実売じつばい
実際に読者へ売れたことや、その部数を指します。制作部数や配本数とは異なります。流通の報告では、対象期間、返品を反映する時期、残部も確認し、増刷や紹介活動の判断に使います。 関連:小説の書店流通とネット販売 関連:小説の自費出版は何部作るか
字詰めじづめ
行に収める文字数など、文字を配置する枠の設定です。枠いっぱいに本文が入るとは限らず、小説では改行や会話文で空きが生じます。文字数からページ数を考えるときは行数と合わせて見ます。 関連:小説の文字数は何ページになるか 関連:小説の判型・製本・組版の選び方
地の文じのぶん
会話文などに対し、情景、動作、心理、出来事を語る部分です。人物の発言がない場面でも、語り手の距離や知識が表れます。小説の推敲では会話とのつながりと、説明の重複を読み直します。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説の表記ルールを整える
上製本じょうせいほん
厚紙の芯などを使った硬い表紙で、本文をくるむ製本です。ハードカバーとも呼びます。記念に残す小説で検討できますが、紙やページ数で重さや開き方が変わるため、実物を見て選びます。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の自費出版にかかる費用
縦組み・横組みたてぐみ・よこぐみ
文字を縦方向に並べる組み方が縦組み、横方向に並べるものが横組みです。向きを変えると記号、英数字、ルビ、改行の見え方も変わります。原稿の設定だけで判断せず、仕上がりを確認します。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の原稿準備と入稿データ 関連:ウェブ小説・投稿作品を本にするには
著者校正ちょしゃこうせい
著者自身が校正を読み、内容や表記、紙面を確認する作業です。編集者が読んだ後でも、人物設定や残したい表現は著者が確認します。修正の反映と付属ページまで確かめ、校了を判断します。 関連:小説の推敲・校正・編集の違い 関連:小説が本になるまでの流れと期間
束(つか)つか
本の本文部分の厚みを指す言葉です。紙の厚さやページ数で変わり、背表紙の幅にも関係します。長い小説では重さや持ちやすさにも影響するため、本文用紙と製本を合わせて相談します。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の文字数は何ページになるか 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか
テキスト原稿てきすとげんこう
本の紙面として組み上げる前の、文章を中心とした原稿です。完全データとは区別します。章の順序、ルビ、空行の意図を伝え、どこから組版を依頼するかと提出形式を担当者へ確認します。 関連:小説の原稿準備と入稿データ 関連:小説の自費出版にかかる費用
電子書籍(リフロー型・固定レイアウト型)でんししょせき
端末で読むデジタルの本です。リフロー型は画面や文字サイズで配置が変わり、固定レイアウト型は紙面の位置関係を保ちます。小説では本文の読みやすさに加え、図版やルビの表示も確認します。 関連:小説を電子書籍とPODで届けるには 関連:ウェブ小説・投稿作品を本にするには
扉・章扉・別丁扉とびら・しょうとびら・べっちょうとびら
扉は書名などを掲げるページ、章扉は章の始まりを示すページです。別丁扉は本文と別の紙などで用意する扉を指します。短編集では作品の区切りと余韻を考え、ページ数も含めて配置を決めます。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の短編集・連作を一冊にまとめるには 関連:小説の文字数は何ページになるか
取次とりつぎ
出版社と書店の間で、本の流通などを担う事業者です。著者が書店へ直接届ける方法とは、注文や返品の経路が異なります。流通を頼む際は、登録、配本、在庫管理を誰が担当するか確認します。 関連:小説の書店流通とネット販売 関連:小説の奥付とISBNの整え方
並製本なみせいほん
比較的柔らかい表紙で本文をくるむ製本です。ソフトカバーとも呼びます。持ち歩く小説などで候補になりますが、開きやすさや重さは紙とページ数でも変わります。カバーの有無は別に選びます。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の自費出版にかかる費用
ノンブルのんぶる
本のページ番号のことです。本文の上や下などに置き、目次から目的の箇所を探す助けになります。扉など番号を見せないページをどう数えるかも決め、組版後に目次と本文を照合します。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の原稿準備と入稿データ
はしら
ページの余白に置く書名、章題、作品名などです。読む位置を確かめる助けになります。小説では視線を妨げない大きさや位置を選び、短編集なら作品が変わった後も前の題が残らないか確認します。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の短編集・連作を一冊にまとめるには
判型(四六判・B6判・A5判・文庫判・新書判)はんけい
本の仕上がりの大きさです。四六判・B6判は本文のゆとり、A5判は図版の配置、文庫判は携帯性を考える候補です。新書判は細長い形が特徴です。小説の用途は固定せず、実物と試し組みで選びます。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の文字数は何ページになるか
版面はんづら
ページの中で本文などを配置する領域です。紙の大きさ全体とは異なります。文字サイズ、字詰め、行数と余白を合わせて決め、綴じる側が読みづらくならないかを見開きで確認します。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の文字数は何ページになるか
表題作ひょうだいさく
作品集全体の書名に、その題名が使われている収録作です。短編集では必ず冒頭に置くとは限りません。どこで読んでもらうと一冊の主題や余韻が伝わるかを考え、収録順と合わせて決めます。 関連:小説の短編集・連作を一冊にまとめるには 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか
PODぴーおーでぃー
必要に応じて印刷する方法です。注文に応じて製造する販売サービスなら、先に持つ在庫を抑えられます。電子書籍とは異なり紙の本を作るため、判型や綴じ方向、入稿データの確認が必要です。 関連:小説を電子書籍とPODで届けるには 関連:小説の自費出版は何部作るか
ぶら下がりぶらさがり
行末の句読点などを、本文の枠の外へ出して配置する処理です。禁則処理と関係しますが、設定は組版の方針によって変わります。手作業の空白で位置を合わせず、紙面全体の設定として確認します。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の判型・製本・組版の選び方
プロットぷろっと
小説の出来事や人物の行動、展開を組み立てた設計のメモです。書く前だけでなく、完成後の推敲にも使えます。出来事の順番と因果関係を整理し、動機の不足や展開の飛躍を見直します。 関連:小説を書き上げて本にするには 関連:小説の推敲・校正・編集の違い
返品へんぴん
流通先から本が戻ることです。委託配本では売れ残りが返品される場合があります。戻った本の状態、保管や再販売、著者への引き取り方法を確認し、配本数と実売数を区別して管理します。 関連:小説の書店流通とネット販売 関連:小説の自費出版は何部作るか
傍点ぼうてん
文字の脇に付ける強調の点です。小説では語句を際立たせたり、読み方に含みを持たせたりします。ルビと重なる箇所や長い語句への付け方を確認し、紙と電子の両方で意図が伝わるか見ます。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の原稿準備と入稿データ 関連:小説を電子書籍とPODで届けるには
見返しみかえし
表紙の内側と本文の間に使う紙です。本体をつなぎ、開いたときの印象を作る役割もあります。小説では色や質感を装丁と合わせて選びます。扉とは区別し、付けられる製本と費用を確認します。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の表紙・装丁はどう決めるか
約物やくもの
句読点、括弧、疑問符など、文章に使う記号類の総称です。小説の会話や間を表す大切な要素になります。向き、前後の空き、連続する場合の扱いを表記方針に揃え、組版後も確認します。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の判型・製本・組版の選び方
余白よはく
本文や図版を置かないページの空間です。上下や外側、綴じる側の空きが読みやすさに関わります。小説では章末や作品間の余白も読書の間になるため、費用だけを理由に詰めすぎないようにします。 関連:小説の判型・製本・組版の選び方 関連:小説の文字数は何ページになるか 関連:小説の短編集・連作を一冊にまとめるには
ルビるび
文字に添える小さな読みなどのことです。難しい人名や地名の読みを助け、小説独自の表現にも使われます。初出だけか繰り返し付けるかを決め、長いルビや電子版での表示も確認します。 関連:小説の表記ルールを整える 関連:小説の原稿準備と入稿データ 関連:小説のジャンル別に考える本づくり

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