申込前は原稿・表紙・仕様の順に準備する

お手軽出版ドットコムの公開案内では、原稿、表紙、仕様を準備し、自動見積もりへ進みます。その後に申込、入稿、確認、支払い、製本、完成後の流通が続きます。著者は各段階で、原稿や希望を渡し、提案内容を確認します。

小説の原稿は、章の順序と結末までの本文を揃えましょう。人名の読みや、残したい空行も指示にまとめます。表紙は題名、著者名、希望する装丁を整理し、物語の結末を伏せた紹介文も用意します。

仕様では判型、ページ数、製本、部数、流通の希望を決めます。無料の自動見積もりは何度でも使えるため、条件を変更する際は入力内容を残します。申込前には、仮に置いた条件を確定し、入稿する原稿の版も揃えてください。

入稿後の確認は原稿の状態で目安が変わる

運営会社の案内では、入稿から表紙・本文の確認まで約2日が目安です。本文レイアウトを依頼する場合は1〜2週間とされています。どちらも本の完成までの期間ではなく、入稿後の確認へ進む段階の目安です。

入稿後の条件案内されている目安著者が確かめること
表紙・本文の確認入稿から約2日原稿の版、表紙の題名・著者名、本文の不足
レイアウトを依頼する場合1〜2週間字詰め、章の区切り、ルビ、余白などの仕上がり

この間に担当者から質問が届いたら、判断が必要な箇所をまとめて返します。人物名の読みが未確定だったり、章の原稿が不足していたりすると、次の作業を決められません。待つ期間にも、連絡を確認できるようにしておきましょう。

著者校正に使う時間は自分の予定へ入れる

本文の確認物が届いたら、文章が読めるかだけでなく、物語の流れを追って読みます。長編なら、場面ごとに読む作業と、前後をつなげて読む作業を計画します。担当者に任せた編集とは別に、作者としての意図が保たれたか確かめます。

人名の表記、語り手の切り替え、会話の改行、ルビを重点的に見ます。目次と章扉、表紙と奥付の題名も合わせて照合してください。確認を返す時期は、普段の仕事や生活の中で読める時間から相談します。

修正は参照した版を明記し、まとめて伝えます。次の確認物では、指示どおり直ったかと、周囲の紙面に影響がないかを見ます。著者校正にかかる日数を固定せず、自作を読み切れる予定を確保してください。

支払いと最終確認を経て製本へ進む

公開されている流れでは、表紙・本文の確認後に支払い、その後に製本へ進みます。支払方法として銀行振込、郵便振替、クレジット、コンビニが案内されています。自分の申込での支払案内と、最終確認の返却手順を確かめましょう。

著者校正を終えるときは、どの版を印刷してよいとするかを明確に伝えます。途中の修正案や旧版が混ざらないよう、最終確認に使ったデータを手元に残します。表紙だけ後で直す予定がないか、本文の追加が残っていないかも確認します。

運営会社の完成の目安は、著者校正終了後約30日です。入稿日から約30日という意味ではありません。完成から受け取りまでの扱いは担当者に確認し、配布の予定へつなげてください。

書店への情報反映は本の完成後に進む

流通を依頼した本は、完成から約1ヶ月で書店・オンライン書店のデータベースに反映される案内です。本が著者の手元に届く時期と、読者へ書店の購入先を知らせる時期を分けます。すべての書店への陳列日を示す日数ではありません。

作品を紹介する際は、題名、著者名、書影、紹介文の表記を確認します。原稿の仮題や古いペンネームが残っていると、読者が探すときに迷います。購入先の案内は、反映状況を担当者に確かめてから整えましょう。

記念日に手渡すだけなのか、その日から書店で探してもらいたいのかも違います。後者なら情報反映の工程まで含めて相談します。流通後の扱いは小説の書店流通で確認できます。

記念日は完成・校正・入稿へ順に逆算する

まず、当日に必要なのが現物か、書店で注文できる状態かを決めます。次に受け取りたい日から、完成と著者校正終了の予定を担当者と組みます。レイアウトを依頼する場合は、その確認へ進む期間も含めて相談してください。

著者の側では、本文を通読する時間、修正への回答、表紙の採用判断を予定へ入れます。表紙の雰囲気が決まらないときは、どの言葉が作品に合うかを先に整理します。作業の依存関係が分かると、今決めることが見えてきます。

公開された日数を足すだけで、全体の完成日を断定することはできません。原稿の状態と希望日を添え、出版・流通までの流れを見ながら相談します。次に決めるのは、校正を読む時間を確保できる入稿予定日です。